私、実は日本生まれです。
意外な日本発祥スイーツ

ケーキ屋さんのショーケースに並ぶお菓子は全て海外からやって来たお菓子だと思っていませんか?

確かにほとんどが海外発祥のお菓子ではありますが、実は洋菓子の隣で堂々と日本発祥スイーツが並んでいるんです!

今回は、意外と知られていない日本生まれスイーツのルーツを詳しくご紹介します!



ショートケーキ

「好きなケーキは何?」という質問をされると、「ショートケーキ!」と答える人も多いのではないでしょうか。

しっとりしたスポンジ生地に生クリームとイチゴの王道の組み合わせで多くの人から愛されるショートケーキですが、実は日本人が生みの親なんです!


元祖ショートケーキはイギリス生まれ

正確にいうと、ショートケーキの発祥はイギリスです。しかし、私たち日本人がイメージするショートケーキとはかなり違っています。

イギリスのショートケーキは、ビスケット生地にクリームとフルーツが挟まった、まるでスコーンのようなケーキです。

ショートケーキの名前にも、「short = サクサクしている」という意味が含まれているのですが、日本人になじみのあるショートケーキの特徴とはかけ離れていますよね。

このイギリス発祥のショートケーキは、イギリスの植民地であったアメリカでも根付いていったようです。



日本のショートケーキのルーツ

当時、日本人は洋菓子=高級というイメージを持っていました。

そのため、イギリス生まれの素朴なショートケーキは、当時のいわゆる洋菓子のイメージにそぐいませんでした。

そんななか、より見た目も味も日本人好みに改良してできたのが現在のショートケーキです!

実は、諸説あり正確に誰が日本のショートケーキの生みの親なのかは特定されていないのですが、2つ有力な説があります。

一つは、アメリカのケーキをアレンジして販売を始めた洋菓子メーカ―「不二家」の創業者、藤井林右衛門さんが広めたという説です。

藤井林右衛門さんは25歳で不二家の原点となる洋菓子店を開業し、その2年後にお菓子作りを学びにアメリカに渡りました。帰国後アメリカで学んだお菓子をもとにショートケーキやシュークリームなどのヒット商品を生み出したとされています。

またもう一つは、日本で初めて本格的なフランス菓子を提供した洋菓子メーカーの「コロンバン」の創業者、門倉國輝さんが広めたという説です。

門倉國輝さんは1921年にフランスへ渡り、パリの一流菓子店コロンバンに初の日本人として入社し、その後、日本で立ち上げる洋菓子店でコロンバンの名を使用する許可を得ると、帰国し1924年に自身の店を開業しました。

門倉さんが日本で立ち上げたコロンバンは創業当時から洋菓子業界唯一の宮内省御用達でした。門倉さんは本場のフランスで身に着けた技術を生かし、日本人の口に合うショートケーキを考案したとされています。

柔らかいものを好む日本人に合わせて、ビスケット生地はスポンジ生地へとアレンジされ、

クリームとイチゴでかわいらしくデコレーションした日本のショートケーキは、

現在では海外でもJapanese (style) Strawberry Shortcakeとして知られています。



ガトーショコラ

チョコレートケーキといえば、まず思い浮かぶのがガトーショコラですよね!

このケーキもかなりの頻度でケーキ屋さんのショーケースでお目にかかる定番スイーツですが、意外にも日本人が生み出したケーキだったんです。


勘違いしているかも!?ガトーショコラの意味

普段よく口にするガトーショコラですが、ガトーショコラの言葉の意味をご存じの方は少ないのではないでしょうか。

ガトーショコラは、フランス語である「gâteau classique au chocolat」(ガトー・クラシック・オ・ショコラ)の略語です。

gâteau classique au chocolat」を一つ一つ直訳してみると、

gâteau」=ケーキ
classique」=一級品
chocolat」=チョコレート

つまり、「チョコレートケーキの一級品」という意味になります。

このことからもわかるように、世界ではガトーショコラというとチョコレートケーキ全般を指す言葉であり、本来は日本のように特定のお菓子を指す言葉ではありません。



ガトーショコラが日本で定番になるまで

日本のガトーショコラの生みの親は、現在は東京都港区南青山にお店を構えるフランス料理店『カストール』のオーナー、藤野賢治さんです。

フランスで作られるチョコレートケーキは、レアに近く、どっしりと濃厚でしっかり甘いのが特徴です。

フランス料理店に勤めていた藤野賢治さんは、より日本人の舌に合うようにと改良を加えたのが現在日本でおなじみのガトーショコラです。

溶かしたバターとチョコレートにメレンゲと粉を加えてオーブンで焼き上げて作るガトーショコラは、日本人の好みに合わせて、どっしりしていながらも、老若男女誰もが食べやすい濃厚さや甘さに調整されています。

そんな貴重なレシピは、藤野賢治さんの持つお店『カストール』の従業員、メディア、また料理本などで多くの人たちに伝えられ、たちまち日本中に広がりました。

ちなみに、現在でも藤野賢治さんのレシピはネットから見ることができます。



藤野賢治さんのレシピはコチラ↓

https://www.kyounoryouri.jp/recipe/2672_%E3%82%AC%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%B3%E3%83%A9.html



いかがでしたか?

ショートケーキも、ガトーショコラも日本生まれのスイーツだったなんて、本当に意外ですよね!

どちらのお菓子も日本人の好みに合わせて開発されたからこそ、私たちの文化にしっかり根付いていたんですね。

今度ケーキ屋さんに立ち寄った際は、ぜひ家族や友達にまめ知識を披露してみてください!

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この記事書いた人 ナナ

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